古事記の中に出てくる伊那邦岐神と伊那邦美神は
男女が互いに誘い求愛することを意味する一対の神様
天沼矛(あめにぬぼこ)を授けられ伊那邦岐命と伊那邦美命になり
天の浮橋を降りて国を造る使命を受けました
聖なる柱をおたがいに両方から回り
ひと回りして出会ってから交わることにされました
伊那邦岐命様は左から伊那邦美命様は右から回られました
最初に伊那邦美命様がお言葉を発しられた
最初に交わった時の子は水蚑子(ひるこ)だったので天に帰されました
もう一度試みても子どもとはいえない島でした
高天原にのぼられて天神様にお伺いされたところ
女のほうが先に言葉をかけたのが原因だといわれ
あらためてやりなおすように命じられました
そして儀式をやり直し伊那邦岐命様から声を掛けられ
あらためて夫婦の契りを交わした
今度は道理にかなっていた
次々と立派な島が誕生しました
国が完成して伊那邦美命様が初めて生んだ神は大事忍男神
そのようにして沢山の神をお産みになられました
神話の一番最初の成婚はこのような始まりでした


